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三井 寿(みつい ひさし)は、井上雄彦漫画作品およびそれを原作とするアニメSLAM DUNK(スラムダンク)』に登場する架空の人物。アニメでの声優は置鮎龍太郎

プロフィール 編集

人物 編集

武石中学(ユニフォームの色は白)[2]時代、同中学を神奈川県大会優勝に導き、また同大会のMVPを獲得した天才シューター。大会決勝で優勝への原動力となった安西の「あきらめたらそこで試合終了だよ」という言葉に感銘を受け、安西への恩返しを誓って強豪高校からの誘いを断り湘北へ入る。入学早々、抜群のセンスで早くもエースを期待されるが、練習試合で左膝の怪我を負ってしまい、そこに同級生のライバル赤木が見せた活躍を目の当りにし挫折[3]

心からバスケが好きであり、入院中でも病院を抜け出してバスケをすることもあった。自らを「エース」や「スーパースター」などと称する自信家で過去は少々うぬぼれていた部分もあり、中学時代MVPを獲得するほどの自他共に認める天才だった故にプライドが高く、挫折による影響で悪の道に入ってしまう。2年間も自暴自棄な生活を送り、不良仲間とつるんで過ごし、湘北のバスケ部を逆恨みするようになる(ただし、バスケへの未練のためか、一度も煙草は吸わなかった)。

因縁が生じた宮城と桜木への復讐をかけて不良仲間と共にバスケ部壊滅を試みるが、桜木軍団の活躍により返り討ちに遭い、また木暮の口から彼の過去が明かされる。彼の本心を悟った堀田にバスケ部に戻りたいのかを指摘される[4]も、堀田を殴り、更に止めに入った木暮の誘いにも耳を貸さず暴言を吐いてしまい木暮の怒りを買ってしまう。その後も自暴自棄になって暴れるが、そこにかつての恩人である安西が現れ、捨てきれずにいたバスケへの思いが溢れ出し、その思いの丈を「バスケがしたいです」と涙ながらに告白する。その後、伸ばしていた長髪を切り落とし、恥も外聞も捨てバスケ部へ復帰。それ以降、不動のスタメンとして定着する。これらの経緯から監督の安西を心から尊敬しており、安西に対し桜木が無礼な態度を取ったり生意気を言った時には誰よりも早く反応し、また、安西の判断や指示には全幅の信頼を置いている。ちなみに、宮城との喧嘩時に受けたと思われる傷が左顎にあり、折れた前歯数本も差し歯である。また、不良時代のために親からは信頼されていない様子。

不良グループのリーダー格であったが、宮城を6、7人で取り囲んでおきながら彼に意識がなくなるまで殴られ続けて病院送りになり、バスケ部襲撃事件でも花道に一発叩かれただけで失神し、更には洋平に一方的にやられた上、赤木にも何度も叩かれる等、喧嘩は強いとはいえない[5]。しかし復帰後も堀田やその仲間、また中学時代のチームメイトからは「三(み)っちゃん」と呼ばれ慕われており、リーダーとされるだけの人望を持っているようである。桜木からは「ミッチー」と呼ばれている(バスケ部襲撃事件時は「女男(おんなおとこ)」と呼ばれていた)[6]。赤木に「仲良しじゃない」と評される湘北メンバーだが、桜木、宮城とは山王戦で共にポーズを決めるなど妙に気の合うところも見せる。

バスケット選手として天性の素質を持つが、2年のブランクが影響しスタミナに大きな不安がある。そのため試合終盤には疲労しきっている事が多く、また、シュートの決定率も試合によりムラがある。しかし、完全に死に体となった後からまさにゾンビのように復活して信じられないビッグプレイを連発して試合をひっくり返すことが多々あるため、マッチアップする相手にとっては非常にやっかいであり、かつ不気味な存在である。左膝には赤いサポーターを着用している。

無駄な2年間を過ごしたという後悔から中学時代の自分を美化して現在の自分を責める傾向にあり、陵南戦ではスタミナ切れで倒れた後、不良になりバスケから離れていた時間を泣きながら後悔しているシーンがある。他の湘北スタメンに比べとりわけ高い身体能力があるわけではないが、中学MVPの称号も伊達ではなく、山王の堂本監督をして選手たちに「手本にしてもらいたいくらい」と言わしめたほどの美しいシュートフォーム、1年生対2・3年生のミニゲームにおいてセンターとしてたった一人で桜木を完全に封じ込めたこと、試合の流れを読む嗅覚や、山王戦の4ポイントプレーに代表されるように、赤木をもって「やはりバスケセンス抜群」と言わしめるほどのバスケセンスの持ち主。練習ではあるが、湘北のエース・流川との1on1でも一歩も引けを取らず、最終的には三井の“疑惑のスリーポイント”で流川に勝利している。(三井は勝利を主張しているが、流川によるとラインを踏んでいるのが“チラッ”と見えた為に同点で延長戦だと主張している。なお桜木のジャッジでは三井の勝利(というより流川の負け)を判定している。

作中、中盤以降の技術は本人にとっては力不足を感じているが、既に中学の頃を上回っているとされる。作中の試合でも翔陽戦、山王戦ではキーマンとして活躍し、いずれも大差をつけられた状況から大きく点差を縮めた。体力がないため3Pシューターとして活躍する場面が目立つが、中学MVPプレーヤーとしてのバスケットセンスはアウトサイドからのシュート以外の場面でも随所に見られる(ドライブ・ディフェンス・パスセンスなど)。また、バスケ部復帰以降の描写では少ないが、ミドルレンジからのジャンプシュートの打点は高く、並程度の選手ではブロックが届かないほど。

IH後は、赤木と木暮が引退する中で部に残り、冬の選抜大会への出場を目指しつつ、大学へのバスケ推薦入学を目指している、本人曰く「学力では赤木と違ってノーチャンス」なため「インターハイの時より、なんとしても目立って推薦とらねーと!!」と意気込みをみせている。また“無駄な時間”を過ごすまでは「そんな馬鹿ではなかった」らしく学力に関しても“無駄な時間”を過ごしたことを後悔している。 赤木がバスケ部に来なくなったのを一番寂しがっており、また新キャプテンの宮城が「鬼キャプテン」を目指し厳しい指導を行う為に宮城とはときどきケンカになっている。

逸話編集

週刊少年ジャンプで行われた2回目の人気投票では2位であり[7]、2008年にYahoo!ニュース上で行われた登場人物の人気投票では1位を獲得した[8]。作者の井上雄彦によると、当初は三井をただの不良役で終わらせる予定であったが、体育館での喧嘩のシーンが予想外に長引き、その間に三井に感情移入したため、急遽予定を変更して湘北メンバーに加えることになったという[9]。また、そのような経緯があるため、三井の人気がこれほど高くなったのは意外だったという[10]

脚注 編集

  1. 入部当初、「ポジションはどこでもできます」とアピールしている。
  2. 中学時代の後輩に、劇場版第3作で登場した緑風高校の克美一郎がいる。
  3. その後、3年になって復帰するまでバスケ部には一切参加しなかったが、正式に退部したのかは不明(木暮が「三井はバスケ部なんだ」と説明しているので退部はしていないと思われる)。
  4. アニメでは海岸を歩いている時にバスケットをやっていた少年たちに遭遇した際の三井の行動についても語っている。
  5. ただし洋平には「なかなかタフ」と言われている。
  6. アニメでは一度ミッチーと言うのをやめるように言ったが、その際の他の呼び名の候補で「みついひさし」の「ひさし」から取った「ひさちん」が嫌だった為、やむを得ずミッチーを許可した。
  7. なお、人気投票1回目の時は三井は未登場であった
  8. スラムダンク 湘北バスケ部で人気は「三井寿」41%
  9. その全く逆のキャラが海南の神で、物語後半に「すごい奴」として書くつもりだったが、書かないうちに感情移入できなくなり、描写もほどほどになってしまったという。井上も、ほとんど印象に残らないキャラとなってしまったと語っている
  10. スイッチ・パブリッシング「漫画がはじまる」より

関連項目 編集

ca:Llista de personatges d'Slam Dunk#Hisashi Mitsuiko:미쓰이 히사시

zh:三井寿

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